活動の詳細
2020/12/17

青年経営者会 11月例会報告

日時:11月26日(木)19:00~21:00

会場:プラットおおむら

テーマ:臨床現場で培ったスタンダードプリコーションの飲食店運営における活用

報告者:ミュージックバーTORI-K 代表者 鳥山 哲郎 会員(大村支部)

出席者数:15名(会員11名、青年経営者外会員3名、事務局1名)

鳥山さんは前職で看護師という職業から、県職員として県内病院の精神科、精神科認定看護師を取得後4年前に独立されミュージックバーTORI-K を開業されました。看護師時代、県職員時代に様々な経験をされ、特に看護師に関しては論文まで書かれているということでした。そこまで本気で仕事に打ち込んでいましたが、ある時、ふと職場の患者さんを見るとご高齢の方しか毎日病院に来てない光景を目の当たりにされ、「このままではダメだ、医療の世界で頑張ってきたがこのまま医療の世界にいては社会で働く人の手助けにならない」と思われたこと、そこから高校時代の店を持ちたいという夢を思い出し、「働く世代を元気づける活力補充のお手伝いをするための仕事がしたい」と独立開業されました。
開業後は、お客様に楽しんでいただけるサービス、特に生バンドの演奏やライブなど様々なイベントを開催してきましたが、今年の3 月から新型コロナウイルスの影響により、中止を余儀なくされました。
しかし、そこであきらめるのではなく臨床現場で培った「スタンダードプリコーション」の考えをもとに飲食店でできることを実践されてきました。主な内容として、「飲み物を作る度、料理を作る度の手洗い・消毒の実施」「店舗で働くスタッフは全てマスク着用。ライブ開催時はお客様にも飲食以外はマスク着用を依頼」「テーブルの上は基本的に何も置かない。取り皿、カトラリー、調味料はお客様が使用する時に用意し、全て店舗スタッフの管理下に置く」「未使用のものでもお客様に配付したカトラリー・取り皿は全て洗浄。お客様が変わる度にテーブル・席・メニュー表を全てアルコール消毒。マイクにはカバーを取り付けお客様が変わる度に交換」「国のガイドラインに添った飲食店向け換気工事の実施・ウイルス除去空気清浄機の導入」「入店時の検温、体調チェック。発熱している方、体調が思わしくない方には入店をご遠慮いただく」という取り組みをされています。
新型コロナウイルスが終息するまでイベントを控えるのではなくガイドラインに添った内容で取り組むことで成功事例を積み重ねていき、常連のお客様にこそ店舗の取り組みを理解してもらい協力を仰がれております。全てのお客様、もちろんライブに来られたアーティストさんにも実施しますので入店禁止条項に当てはまればライブは中止になります。その中で鳥山さんが気をつけているのは特例をつくらないことです。今回の取り組み事例は、飲食業だけでなく、各業態にも落とし込める内容の報告だと思いました。

文責 大村支部 岩永 貴彦