島原支部活動の詳細
2015/04/02

島原支部 3月例会報告

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日時: 3月19日 19時00分

会場: ホテルシーサイド島原

テーマ:『期待を超える!』 ~シンプルに考え、ベストを尽くす~

報告者:川上製麺 次期後継者 三代目麺師 川上貴弘 会員

 

今年度最後となる例会報告は座長制で進行という支部初の試みで開催しました。製麺業の盛んな地域での発表ということもあって、同業者を含め29名ものゲスト参加があり、総勢約60名が出席する例会となりました。川上さんは製麺業の長男として生まれ、高校卒業後家業に専念され、現在では地元を代表する製麺実業家として頑張っておられます。

報告では、家業を就いた理由が親孝行や地元愛、長男の責任等ではなく「単なる甘え心」と自身を謙遜した語り口から始まりました。

学生時代から特技でもあったPCを使ってネットショップを立ち上げる、製麺業の傍ら、寝る間を惜しんで自社製品の販売に取り組んでおられるなど、川上さんは物事に一生懸命で人以上にのめりこむタイプと感じられました。

麺の歴史の勉強では、そうめん発祥の地である小豆島のマラソン大会に参加して生産者との交流を深めるなど活発な一面もうかがえましたし、新商品の開発では全国でも類を見ない手延ちゃんぽん麺の開発とその商品パッケージ考案など1から開発に携わり川上製麺一押し商品に育て上げるなど多才ぶりがうかがえました。

この様な活動が奏功し、各地の特産物を使用したオリジナル麺の製造依頼が来たり、商品と共に同封した御礼状のお蔭で地元飲食店との取引が始まったりと、法人個人を問わず取引先の拡大に繋がっているそうです。

川上さんからの報告の中で印象に残っている言葉が『「ない物」を作り出すより「ある物」から広げていく方がスムーズ』と言う考え方でした。

島原産の材料のみで手延麺を製造し販売するだけではなく、他の製麺業者が作る個性があり魅力的だが販売に結びついていない手延麺を自らが販売していこうという柔軟な考え方がありました。

プライベートな面で言えば、家業が忙しい中でも隙間時間やシーズンオフ期を活用し、地元イベントなど多種多様な活動に参加されるなど、長崎県下の地域振興にも大変貢献されておられます。

今回の報告例会には川上さんのご家族が参加されておられ、質疑応答の最後にお父様から息子宛に一言!
『製造過程の全てを確実に修得するように!』と。事業承継の瞬間に立ち合えて感動しました。

例会後の懇親会ではゲストの方も多数参加され、同友会の中身についての意見交換や新入会員さんへのバッチ贈呈もあり、盛会の内にに終わりました。

(文責 柴田 雅史)