大村支部活動の詳細
2022/04/27

大村支部 3月例会報告

テーマ:「多様性とスペクトラム」
日時:3月17日(木)18:30~
会場:パークベルズ大村
報告者:合同会社 まなび舎 代表 梶原 恵会員(大村支部)

 大村支部会員の宮崎さんが同日開催の出島支部例会で報告担当をされるため、冒頭で出島支部の例会とWebで接続し高瀬支部長から応援メッセージを送りました。

 

 報告者である梶原さんは、私立高校講師、学習塾の運営をする中で、発達障害傾向のある生徒がいた事をきっかけに、放課後等デイサービスでの支援もしたいと考え、合同会社まなび舎を設立しました。

 現在は鹿児島や大阪、長崎などの通信制高校のサポート校を設置して、社会へ巣立つ準備の場としての支援もしています。

 また、NPO法人を設立し教育委員会から出席扱いの認定を受ており、学校への登校が難しい小中学生でも自分のペースで学習を進めることができる体制を整えています。

 梶原さんの会社で理念としているのは、誰一人取り残さないということです。身体、知的、精神、それぞれの障害の内容や手帳の交付について説明がありました。報告の途中でADHDの傾向チェックを会場参加者でも実施してみるという参加型の試みがありました。学習障害については、知的に問題がない場合も多いこと、有名人にもいることなどが紹介されました。発達障害のなかでも自閉スペクトラム症ではコミュニケーションが苦手、こだわりが強いなどの特徴があるとの説明がされました。

 障害を持つ子どもについて、特別支援学校の高等部を出ても高卒資格として認められないこと、就労支援事業所のように福祉制度を利用した進路だけでなく一般就職を選ぶ学生も多数いることが紹介されました。

 発達障害等の傾向がありながら、障害としての認定がされていない方たち(グレーゾーン)についても紹介され、確定診断がつかないだけで症状が軽いわけではないこと、この点についての理解が得にくいため、配慮を求めても協力が得るのが難しいということでした。

 企業のなかで、グレーゾーンはボリュームゾーンとなっているため、社会問題として考える必要があると述べられました。具体的な事例から、身近な人が発達障害の傾向に該当しないかについて紹介があり、会場の参加者も共感する人が多い様子でした。
発達障害については早期発見、早期介入(療育)が重要であり、偏見のないフラットな生きやすい社会の実現目指していきたいと報告を締めくくりました。

 会場からは、自分の職場にも紹介された発達障害等の傾向に該当する方がいる、特性を知り意識を共有したい、対応の姿勢を聞けてよかったなどの意見がありました。

 

(文責 大村支部 鮎川泰輔)