長崎浦上支部活動の詳細
2019/12/17

長崎浦上支部11月例会報告

日時:11月25日(火)18:30~21:00

会場:長崎新聞文化ホール・アストピア

テーマ:苦労したからこそわかる経営指針の大切さ~経営指針がもたらすスムーズな事業承継~

報告者:(有)京弥 代表取締役 齊藤 誠史 会員

「お前は会社を継ぐのか継がないのか?」先代の父から問われたのは、大学4年生の時、そのころの夢であった建築会社就職のための大学の担当教授との最終面談日の前日でした。

迷った挙句家業を継ぐ決心…それが間違いの始まりだったようです。いざ事業を継いでみると問題は山積みでした。売り上げの低迷、借入過多、会社や業界の今後の見通し不明瞭、個人の金と会社の金のどんぶり勘定、残業の常態化等々。家業を継いだ自分に対し先代は将来へ続くレールを敷いてくれるものと思っていたが、全くその気がなく、また「やるしかない」の精神論しかなく会社のビジョン等を先代と共有することもありませんでした。

そこで自分で真剣に事業承継に取り組むこととなりました。その際大きな役割を果たしたのが同友会の経営指針策定セミナーで得た知識・経験でした。自社の経営理念の策定、10年ビジョンの策定等自身でわが社の方向性を決めることとなりました。

齋藤さん曰く「事業承継は何のためにするのか?」「誰に何を残したいのか?」をよく考えることが大事です。その他事業承継に必要な知識として相続税のこと、自社株評価、個人からの借入金の処理等についての具体例、社員の残業をなくすための変形労働時間制の導入等の話もありました。通常、事業承継は親と子のバトンタッチと思っていましたが齋藤さんのケースはバトンが見えないままでの承継のような気がします。それだけご苦労が多かったのではないかと思います。事業承継は避けて通れない問題です。大いに参考になりました。

グループディスカッションでは「何のために、何を残すために、事業承継をしますか?」をテーマとしてディスカッションを行いました。

文書 浦上支部 山口 芳和