長崎浦上支部活動の詳細
2020/03/02

長崎浦上支部 2月例会報告

日時:2月20日(木)18:30~21:00
会場:長崎新聞文化ホール・アストピア
テーマ:継承3年を経て次の一手!目指す経営戦略
報告者:(有)山﨑マーク 代表取締役社長 山﨑 秀平会員(佐世保支部)
参加者数:35名(会員33名、ゲスト2名)

オリンピックイヤーで華やかな年の始まりかと思いきや、新型感染症の拡大に伴い重たい空気が覆い、
地域経済にとっても暗雲立ち込めるかも知れません。危機感がつのります。地方創生が提示されて久しいのですが、近年地方では個人商店さえ、人口流出や自然減による人手不足と売上減、または経営者の高齢化と後継者不足による廃業が相次いでいるものも現実かと思います。しかし地域における賑わい(活性化)を語るうえで、忘れてはいけないのが、やはり私たち中小企業や小規模事業者と考え、昨年よりこの例会を企画いたしました。

山﨑さんは、西海市に本社工場を有する41歳若き二代目。同友会会員の中でも地域の経営者の中でも若い世代の代表格でもあります。
「製造業の刺繍加工においても、社員の皆さんに自由な休暇取得を提示することで「働きやすさ」と家族的な雰囲気をつくり上げ社風とし、図らずも「働き方改革」の先鞭をつけたかたちとなっている」
「製造と共に販売やサービスを提供する場として、佐世保市内にアンテナショップを開店。オリジナルグッズ、
オリジナルサービスの開発などエンドユーザーとの接点の拡大を目指している」
「地元西海市の行事には積極的に参加し自社製品を販売している、また独自のイベントをも企画運営している」

等々、地域に根ざした経営と自身の行動力を報告されました。

またこれらの活動の集大成として、その拠点を本社前に建設することも報告されました。
地域住民はもとより県内外から集客し、企業として西海市の自然や特有の文化をより多くの人に知ってもらいたい!との一念です。次世代を担う地域の子供たちにとっても有意義なことです。

報告を受けて、ディスカッションテーマは、
「山崎社長の地域に根ざした新規事業を皆さんはどう思われますか?山崎社長にアドバイスをお送り下さい」
「私たち経営者は地域活性化(賑わいを取り戻す)ために何をすべきですか?」の二段構えです。

・Tシャツデザインコンテストを開催しモノづくりの技術力をアピールの場にしてはどうか?
・西海市の自然の魅力を活かしキャンプや自然サウナ体験、周遊ツアーの企画はどうか?
たくさんのアドバイスは、モノからコトへ。さらにモノとコトの融合による相乗効果が狙いと考えました。
これは、地域の活性化にとって重要なアイディアかも知れません。

・現状より広い商圏(県内外を問わず)の拡大を図るチャレンジしていく
・固有の風土風習なのか?「出る杭は打たれる」閉鎖的な雰囲気が残る地域(田舎)ではあるが、
「若い衆」の活動、活躍を長い目で見守り次世代を育てていく土壌も重要
・後継者を育て事業を継続し、雇用の継続と創出また地域経済への貢献こそが大事

ディスカッションは短い時間でもありましたが、地域の賑わい(活性化)へ向けてヒントが目白押しと
なりました。これらをなすべき課題は多々あるものの、私たちが住む地域と次世代のために熟慮しなければ
ならない思いです。

「限界集落」とか「シャッター通り商店街」だとか嫌な言葉が使われ、それに慣れてしまう怖さも、
「小さくともいい例会」ができていれば何とか立ち向かえることができるんじゃないか?と、そんな例会でした。

文責  中村 勝志