日時:1月17日(水曜日)18:30~
場所:サンパーク吉井
報告者:一般社団法人西日本福祉会 理事長 宮田京子会員
報告テーマ:創業から8年の歩み ~仕組み作りと組織作りへの挑戦~
報告内容
本日の報告者である宮田会員は、山口県の大学院を卒業後、フグの養殖業を営むお父様の病気をきっかけに事業を引き継ぎ経営者となる。経営を引き継いだ後も、借金返済やお母様の病気など決して平坦な道のりではなく、非常に険しい道のりを歩んでこられました。
そうした中、経営者をやめて仕事を探そうとしていたところ、知人からのアドバイスを受け、猛勉強の結果、福祉事業に転身。株式会社西海福祉の森を立ち上げ、現在は福祉の森グループの代表を務めている。
創業当初は、ビジネスモデルが何もなかったため仕組みを宮田会員自ら作り出し、その時起こったトラブルに対応するので精一杯だった。しかし、優秀な社員の方々が続々と入社し、次第に仕組みが整備され福祉事業のビジネスモデルを確立することができていった。
また、宮田会員は毎年、漢字1文字で一年の目標を定め、平成26年「攻」、平成27年「夢」、平成28年「和」、平成29年「実」と定めてきた。
昨年平成29年「実」の具体的な取り組みとして働き方改革に取り組み、完全週休二日制、ノー残業デーの導入、振り返りシートの導入、専門委員会の設置等の労務環境の整備を実施した。その結果、長崎県が実施するNピカで星4を獲得する。
平成30年は「拓」と定め、売上3億円を見込み、朝の清掃活動も実施している。
<感想>
仕組み作りとして、経営理念、経営方針、行動基準、社是等を細かく定め、ひとつひとつの言葉を丁寧に報告されているのを拝見して、宮田会員が社員の方を大切にされている気持ちが非常に伝わってきました。
事業をお父様から引き継いで非常に厳しい道を歩まれ、人生のどん底を経験された宮田会員だからこそ、人に対する感謝、人を大切にする言葉に説得力があるのだと思いました。