北松浦支部活動の詳細
2018/12/17

北松浦支部 9月例会報告

日 時:平成309201830~20:30

会 場:サンパーク吉井

テーマ:9月例会「経営者の社内会議の進め方」

報告者:宮田京子さん・役員研修会「グループ長研修」について講師井手眞悟さん

本 文:

今回の例会は、グループ長の考え方・捉え方について、役員研修会の「グループ長研修」を基に、参加者の井手眞悟さんを講師に支部各会員に紹介と、宮田京子さんが「わが社の会議・委員会活動について」というテーマで報告を行いました。

まずは井手眞悟さんが、グループ長研修で自身が再確認した点や気づき等について以下の通り紹介されました。①グループ長は例会の開始前から、グループのメンバーについて情報を事前に下調べしておく。②グループ長は討論を引っ張っていく責任があるので、グループ長としての考え方をしっかりと持つ。③グループ長の進行次第で討論を深く掘り下げることが可能であり、テーマについて理解度の高い人と浅い人をグループ長が確認しながら進行する必要がある。④グループ討論は発言者の発言を「傾聴」する。⑤話しやすい環境を作りディスカッションの中でメンバーが学び方を学ぶ事も重要。

これらにより、メンバーが気づきや学びのおみやげ持ち帰れるようなグループ討論を行う必要があるということでした。

次に宮田さんの「わが社の会議・委員会活動について」実際に社内会議の事例としての報告です。県北の鹿町・江迎・平戸・松浦に障がい者就労支援施設を展開する「福祉の森グループ」の理事長宮田京子さん。定員総数160名(グループ全体)の利用者様は乾燥シイタケ作り・イワガキの養殖・東京ドーム一個分の農場での農業・オリジナル工芸品の「繭灯し」作りをされています。佐世保市初の「博福連携」等の取り組みや、工賃をいかに稼ぎ利用者様に還元するか等について、グループ内での様々な会議が非常に重要だそうです。毎月のグループ役員による経営計画会議をはじめ、管理者会議、相談支援会議、工賃会議、年に二回の給食会議等、すべて事前に会議次第を配布し、会議に入るために理解を深めて臨んでもらうそうです。当日は5分前に全員着席。会議後は言いっぱなしにせず、会議録を3営業日以内に作成し、計画調整室に提出し全体に連絡を必ず行います。また、法令順守委員会・虐待防止対策委員会・健康づくり委員会・情報管理委員会・ハラスメント相談委員会と5つの専門委員会があり、上半期と下半期に一回ずつ委員会を開催、女性活躍推進交流会は二ヵ月に一度全女性職員が交流会を開催するそうです。宮田さんは経営計画会議以外には出席されず、法令順守委員会には外部委員の方をお招きし開催する等、公平性を保つ取り組みも積極的にされています。尚、これら会議や委員会以外に、福祉の森グループでは毎月全体研修会も行っており、二ヵ月前には実施要綱を決定し、月間目標の達成度報告や各取り組みの状況報告、内部通信の配布を行い全体に周知徹底します。

福祉の森グループ内では、長崎県誰もが働きやすい職場づくり実践企業認定制度の略称「Nピカ」に佐世保市初4つ星取得や、平成29年度女性活躍推進企業等表彰の大賞を受賞される等、社内会議や委員会活動を通して働きやすい職場づくりを徹底し、結果を出されています。

今回の例会で社内会議の重要性や、例会でのグループ討論におけるグループ長の考え方と重要性ついて学び、改めて考え直す良い機会となりました。

文責 上野健太朗