北松浦支部活動の詳細
2018/07/27

北松浦支部 6月例会報告

日 時:平成30621日(木)1830

会 場:サンパーク吉井

テーマ:6月例会「若手経営者向け事業計画書作成のすすめ」

報告者:木場田社会保険労務士事務所 代表 吉田 大 会員

吉田さんは、元外資系コンサルティング会社のコンサルタントで、自身が「カネなし」「コネなし」「経験なし」の状態での事業開始前から作成していた、経営指針の核である事業計画書の作成方法を「事業計画書作成のすすめ」として報告されました。

18歳まで佐世保で過ごし、東京へ移り帝京大学卒業後、リスクコンサルティング会社で、アメリカのシカゴに本社を置くAONグループ エーオンアフィニティジャパン株式会社に入社されました。8年ほど経った頃、実家の農業を継ぐために長崎県に帰郷、4年程実家の農業を手伝いながら社会保険労務士試験の勉強をし、資格を取得、平成279月に事務所を開業されました。

報告の内容は、事業計画書作成の際の重要ポイント「数値分析」「SWOT分析」を重点的に、創業したての経営者や、小規模の事業者でもわかるよう、詳しくわかりやすいものでした。また、事業計画書のとおり吉田さんが事業を3年間実践したことで事業が軌道に乗っていること、さらに事業実績がない創業時の資金調達時に、事業計画書通り実践することで、無担保無保証の銀行融資、創業補助金を勝ち取った実績、吉田さんの事務所の詳しい業績もご報告いただきました。事業計画書は完成させることが目的ではなく、「誰に対して事業計画書を見せるのか」事業計画書を作成する目的を明確にすることが重要、難しい事業計画書は不要であると報告いただきました。

「カネなし」「コネなし」「経験なし」の状態で、持ち前の行動力を生かされ、事業計画書通り、事業計画書以上の業績を上げられている吉田さんの報告は素晴らしいものでした。

「事業計画書作成」について、計画し実行することで、自身が目指すものがかなうものであると多くの学びを得た例会でした。

文責 上野健太朗