活動の詳細
2021/05/27

中同協 障害者問題委員会 参加報告

日時:4月14 日(水)14:00 ~ 17:00

会場:Web

 

第1 部では実践報告として、(株)オグネット 代表取締役 小串康博氏(大分同友会理事・障がい者問題委員会)より、「大分同友会の障がい者問題委員会の活動と企業づくり」をテーマに報告いただきました。

建設業・法面工事・自動車販売業を営んでおり、建設業で障がい者を3 名雇用しており、自動車販売業では1名の採用実績がありました。
障がい者雇用のきっかけは、2015 年から大分同友会で障がい者フォーラムを2 年に1 回開催しており特別支援学校の先生や行政や障がい者施設、同友会を繋げる機会にされているそうです。

大分県は独自にマップを作製しており、自習の受け入れ経験のある会社を公表していて、先生達にもわかりやすいようにしています。Facebook ページも活用しながら、障がい者雇用している企業の作業風景など投稿しており、外部へのアピールもよくできているそうです。

実際に障がい者雇用のきっかけになったのは、仲のよかった同友会の仲間から障がい者の実習受け入れをやってみたらといわれてましたが無理だと断っていました。しかしコンビニを経営している仲間から「うちの店舗にいる障がい者はどの人かわかる?」と言われたときにわからなかったそうです。それからうちにもなにかできることがあるのではないかと考え先生からの強い後押しもあり実習をやることになり、危険な項目を改めて見直し、実習を行うと、体力もあり雇用もできるのではと思い、実際に雇用に繋がりました。
雇用することにより就業規則の見直しも社員と一緒に行い、週休二日を取り入れたり、全有休消化など取り入れたり、事務員の産休育休制度、男性社員の育休など働きやすい環境ができました。これも障がい者雇用をやることにより、会社をすべて見直した結果大分市からも働きやすい会社だと認められ表彰も受けるほどになりました。同友会の学びが役に立ったそうです。

同友会に入り障がい者を受け入れてから、外国人ではなく日本人のもっと活躍できる人がいるのではないか、同友会と障がい者雇用は不離一体ではないかと思います。大分同友会からはたくさんの学びをいただきました。長崎でも取り入れていけることは取り入れていきたいと思います。

文責 県ダイバーシティ委員長 寺尾 昌晃

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中同協 障害者問題委員会がWebで開催され、全国で50名を超える参加、長崎からは4名が出席しました。
第1 部の大分同友会 小串氏の報告では、まず初めに大分の取り組みとして、① Google マップを利用した特別支援学校の生徒の職場実習受け入れ賛同企業のマップの作成 ②マップの登録企業数・実習受け入れ企業数・雇い入れ企業数及び人数の追跡調査 ③Facebook ページを作成し企業を紹介、実習のマッチング ④ 2 年に一度の障がい者の雇用環境フォーラムの開催 ⑤特別支援学校の先生との意見交換会の実施 ⑥委員会では同友会のメンバーだけではなく就労支援施設関係者や行政の方も参加しているとの報告がありました。

小串さんの自社での取り組みとして、始めは先入観で障がい者雇用や特別支援学校の生徒の実習の受け入れは絶対無理だと思っていましたが、実際に障がい者が働く姿を目の当たりにしたことをきっかけに自身の考えを改めました。その後、実習の受け入れ、縁があり採用に至ります。現在では3 名の障がい者雇用をしています。

雇い入れの際には、社内で委員会を作成し、社内規定の見直しを行いました。目的は障がい者を受け入れるための見直しだったのですが、委員会で社員の意見を取り入れることで、障がい者の働く環境をつくるだけでなく、みなが働きやすい職場環境へと変わっていきました。

報告を受けてのグループディスカッションでは、「先入観を取り除き、自身の目で見て判断することが大切」「社員一人ひとりと向き合い、意見を聞き社内環境を整えることで自社が発展する」「地域や行政・特別支援学校などを結び付ける役割が同友会の委員会にある」といった感想や気付きが共有されました。また各地での活動の取り組みについても意見が共有されましたが、このなかで「特別支援学校やその先生との連携と、そこに行政を巻き込んで仕組みをつくり、活動を継続させていくのが大事である」ということが私の参加したグループでは意見がまとまりました。

第2部では① 10/21 ~ 22で開催される障害者問題全国交流会(埼玉)がオンラインの開催 ②総会議案、政策要望提言(障害者問題関連)の確認 ③活動交流として新旧委員長のあいさつがありました。

今回は1 部・2 部通して、①特別支援学校との連携②行政と仕組みをつくり活動の継続性を持たせる、特にこの2 点の重要性を各地の事例をもとに学ばせていただきました。今後、長崎の活動においても生かして参ります。今回も委員会参加という貴重な機会ありがとうございました。

文責 事務局 田口 友廣