活動の詳細
2021/12/15

中同協 障害者問題委員会 参加報告

日時:11月26日(金)14:00~17:00
会場:Web

中同協 障害者問題委員会がWebで開催され、26同友会から64名が参加、長崎からは3名が出席しました。

議題1では、2021第21回障害者問題全国交流会(埼玉)の結果報告がなされました。今回は初の全都道府県からの参加で、障害者問題委員会の活動の広がりが確信できる大会でした。

議題2では2023第22回障害者問題全国交流会(愛知)について進捗の報告・開催意義の確認がなされました。
休憩を挟み後半は実践報告として村野社会保険労務士事務所 代表 村野 克共氏(鹿児島同友会)から「企業づくりと鹿児島同友会の取り組み」をテーマに報告いただきました。

村野さんは大学生の時に脊髄に損傷を受け、身体を全く動かすことができない状態になり、将来が真っ暗になります。しかし2年をかけリハビリを続け、車椅子で生活を送れるようになりました。この時のことを「少しのことでもできたことについて喜べるようになった」と言われ、できないことでなく、できることを見て前向きに生きていこうという姿勢がとても印象的でした。
リハビリを終えた後は地元の鹿児島に戻り、お父様が経営する会社へ入社します。
会社では村野さん以外にも障害者雇用もしており、障害者の方が一生懸命に働く姿を見て、普段は文句の多いベテラン社員の方も優しく接し、一緒に働くことで周りの方へも良い影響が出ていると感じています。
村野さんは8年前に鹿児島同友会に入会、2016年の人を生かす経営全国交流会(千葉)への参加をきっかけに、10年前に鹿児島同友会でなくなってしまった障害者問題委員会の再設置に尽力されます。その時に村野さんはこの運動はボランティアではなく、人を生かす経営の一丁目一番地だという思いで取り組み、その後ダイバーシティ委員会を設立することができました。
鹿児島同友会のダイバーシティ委員会の活動として、障害者雇用をしている企業を継続して追いかけています。定期的に経営体験報告をしてその時に何に悩んでいるか・どういった課題があるか・どう乗り越えたかなど共有する取り組みは非常に参考になりました。

今回の委員会の最後には中同協 障害者問題委員会の高橋副委員長よりまとめがあり、「この障害者問題委員会ができたのは1982年で今から39年前と歴史のある委員会です。先人たちがなぜこの委員会を立ち上げたのか、その原点が大切で、それは幸せな社会をつくるためです。福祉と企業が別々ではなく同じ目的を持ち、幸せをつくっていくのが同友会運動です。人を生かす経営、人間尊重の経営はそこに意味があります。この委員会で深く学び、本当の人を生かす経営は何かを学び、深め、実践し、幸せな社会を皆さんでつくっていきましょう」とまとめがありました。

今回の委員会では同友会がなぜ障害者雇用に取り組むのか、その意義と歴史を改めて学ぶことができました。この学びを長崎の活動でも今後生かして参ります。今回は貴重な機会をいただきありがとうございました。

文責 事務局 田口 友廣