大村支部活動の詳細
2019/01/21

大村支部 12月例会開催報告

日時: 12月19日(水) 18:30~

会場:長崎インターナショナルホテル

テーマ:伝統技術の伝承と人材育成

~石垣は意思のまことのいしをつむ~

報告者:(株)藤本石工

代表取締役 藤本 昇会員(大村支部)

伝統の技術で重要な文化財などの石垣の修復や復元といった特殊な仕事の(株)藤本石工。平山組や髙瀬組(現、髙瀬建設)の仕事を中心に先代が開業しました。最初の就職は福岡のガソリンスタンドでしたが、地元に戻り家業の石工へ。先代から大切な思いを(技術、精神、熱意をもっての仕事)引き継ぎ、日々精進しながら全国を飛び回りテレビでもご活躍をされました。

 

2016年、株式会社 藤本石工を設立(石工の世界で全国では少ない株式へ)社員は5名で社内の人材育成はもちろんですが、石工自体の仕事が無くなってしまわないように、全国の石工の育成にも力を入れておられます。自分達の地域だけじゃなく石工の伝統や技術を全国で残していこうという思いに感銘を受けました。

 

教える立場として自分たちも技術を磨くために、小豆島に集まり勉強会を行っておられます。石工の使う道具を作る会社も現在では少なくなり、自分たちで自作しているそうです。石工さんが鍛冶をしていることや地域の石に合わせて道具を作っていることに驚きました。小豆島はオリーブだけじゃなく、石も名産だそうです。

現在、熊本城の石垣の修復にも携わっておられます。しかし、地元の若い石工さんたちに技術を伝え育てて、自分たちは出しゃばらずサポートする立場で主役は地元だと言われ、熱い思いが伝わってきました。いつも言われる横入りをしない(人の仕事を取らない)ということだと思います。

普段はおふざけキャラですが、仕事の話になると真剣になり、報告で現在まで手掛けてこられた石垣の話になるとイキイキしており、石工の仕事が本当に好きだということが伝わってきました。石工のディープな世界の話… 面白かったです。

今回の報告では自社だけじゃなく、周りの同業者と共に同じ志を持って全国にも目を向けて自社の発展、人材育成をしていかなければならないと考えさせられました。藤本力さん(息子)も一緒に仕事をして、同友会にも入会し、がんばっておられます。

次回は事業承継の報告を聞きたいと思います。ご報告ありがとうございました。

 

文責 大村支部 宮﨑 洋輔