北松浦支部活動の詳細
2019/03/29

北松浦支部 3月例会報告

支部名:北松浦支部

日 時:2019年320日 1900

会 場:(有)酒の一斗 吉井本部

テーマ:国際交流委員会 インドネシア研修旅行報告会

報告者:(株)稲沢鐵工 代表取締役 稲沢 文員会員

 

 今回の例会は、2/263/3に行われた北松浦支部 国際交流委員会インドネシア研修旅行報告会を行いました。

 株式会社稲沢鐵工では、14年前から海外技能実習生制度を利用しており、今回の研修旅行の目的はミトラ・ジャヤ・インドネシア(インドネシア実習生送り出し機関)へ出向き、次年度日本へ来日する実習生・学校経営者との交流と、以前同社に在籍していた実習生が地元へ帰郷し、村長となった中部ジャワの「マゲラン・サラマン・カリレホ村」の村民との交流でした。

 まずは、送り出し機関の「ミトラ・ジャヤ・インドネシア」へ。ミトラ・ジャヤ・インドネシアとは実習生制度の現地の学校の様な所で、約4カ月間日本語・日本文化・日本の社会システム等を集中的に学びます。平均月収1万円ほどの現地ではとても高額な38万円ほどの学費を支払い、日本で働き学ぶために生徒の皆さんは日々学んでいます。研修に参加した同友会会員は、生徒と教室で質疑応答形式の交流を行いました。生徒さんたちは会員の皆さんに日本での労働条件に関することや、日常生活に関する事など、たくさんの質問のやり取りがあったそうです。参加会員の印象としては、生徒のみなさんはそれぞれ明確な目標があり、とにかく前向きで目が輝き、熱心で一生懸命な印象だったそうです。また、ある生徒さんから「社長さんたちはなにをモチベーションとしてそんなに頑張っているんですか?」と質問があったそうで、稲沢さんは同友会理念を紹介し生徒のみなさんは大変感心していたそうです。最後は生徒さんたちと一本締めや握手会をして楽しい雰囲気で大変盛り上がったそうです。

 次にマゲラン・サラマン・カリレホ村へ。4年程前に帰郷した実習生のアグスさんが村長に立候補し見事当選。村長になりたての頃はたくさんの悩みがあったそうで、実習生の面接のため毎年インドネシアを訪れる稲沢さんはアグスさんの相談に乗ったり、村の皆さんに日本の事などを講演したりしてアグス村長のサポートをされたそうです。二年ぶりの再訪問となった今回、大きな「歓迎」の横断幕が掲げられ、村の皆さんに一同熱烈な歓迎を受けたそうです。それから村の皆さんと日常生活の事や、村の観光開発などについて村の庁舎で交流会を行いました。交流会後、村人たち手作り村一番の観光スポットへ。そこは山奥の展望所で、手作りの道や階段、道途中の休憩所などすべて手作り。展望所は緑豊かで、見晴らしの良いとても気持ちの良いところだったそうです。

 報告後、海外技能実習生についてグループディスカッションを行いました。日本では海外技能実習生についてまだ馴染みが薄く利用しにくい業種もあったり、リスクを懸念しがちなところもあるという意見や、海外技能実習生ならではの自国への思いや目的、就労意欲の高さなどにより、周りの日本人労働者がいろいろな気づきを得られるメリットもあるという意見もありました。

  人手不足などにより問題を抱える事業所も多数ある現在、海外技能実習生制度を上手く活用し、課題を解決していくことも経営者としては大変重要なことだと学びを得られた例会でした。

文責 上野 健太朗